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そんな思いとは裏腹に車は高速に入った。
薫にはもう1つ不安があった
実は薫は高校に入学する時には地元へ帰るのである。
それは高校は住みなれた土地をと考えた親の判断だった。
帰れるのは嬉しいが
薫はまた友達になった人との別れが辛いのではと考えていたからだ。
そんな薫に父は
「友達はどこに居てもずっと友達だから薫の事をずっと友達と思ってくれてる事に感謝の気持ちを忘れちゃ駄目だぞ」
そう言った。
薫はその言葉に少し救われた。
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