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薫は部屋で寝ることにした。
布団を敷き陽射しが強かったのでカーテンを閉めて
布団に潜った。
もう何時間たったのか薫には分からない程
熟睡していた。
「か…る…お…て…」
「お…る…お…き…」
何かが聞こえた。
「か…る…き…て…よ…」
「薫…起きて…よ…」
「薫~起きてよ」
薫「んだよ~」
「今、寝てんだよ」
「Zzz…」
薫は眠すぎて起きる事が出来ない
「薫~お姉さん言うことが聞けないのかな~?」
薫「今、良いところやねんって……って」
「えっ?」
薫は飛び起きた。
薫「すいません…」
薫は思わず謝ってしまった。
「ぶっはっはは~(笑)」
「薫、何を謝ってんねんそれにすいませんって(笑)」
声の主は由利だった。薫は少し照れながら
薫「…こないだも入って来たやろ」
「言い忘れてたけどここは女子禁制ですねんけど…」
由利「堅いこと言わんとってよ職員みたいやん(笑)」
薫「笑って済ますなよ俺にだってプライバシーがあるんやけど…」
由利「へぇ~、お眠りさんの今、良いところがプライバシーかね?」
薫「はいはい…
由利に言った俺がお馬鹿でした。」
由利「分かってるやん薫君」
薫「へいへい」
「で何の用や?」
由利「あっせやせや忘れてたわぁ~」
「あんまりにも薫が寝ぼすけさんやから(笑)」
「あんな…」
「そのな…」
「学園祭の準備ありがとう」
「朝に起きて準備しようと思ったらもう既にほとんど済んでたからびっくりしてて」
「それで聞いたら薫が皆より早く起きて一人でしてたゆうのを聞いたから」
薫「由利はわざわざそれを言いに来てくれたん?」
由利「うん」
「それと亮から聞いてんけどな~」
「美人なんて照れるわぁ(笑)」
薫「亮め余計な事を(笑)」
由利「あっ!!ひっど~(笑)」
薫「まぁ~俺は本当の事しか言わんから」
「良かったね~
これで心おきなく愛しい人と恋が出来て…」
由利「ん?何それ?」
薫「何でも無いよ
からかってみただけやん」
「自信持って告白して来い、俺が保証する。由利なら誰でもイチコロや」
由利「うん…ありがとでも由利は一人の人にイチコロになって欲しい。」
「でもきっとその人は由利には振り向かない」
薫「何でや?」
由利「由利なんかとは釣り合わんくらい優しくて、皆の為に動いてくれる。」
「そんなあの人は由利の方を向いてはくれない」
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