頼みの綱

2/2
前へ
/359ページ
次へ
薫「亮、あず聞いてくれ」 亮「しんみりした顔やな」 梓「コラ、亮 薫が困ってんねんから聞いたり~」 亮「分かってるよ」 「薫どうした?」 薫「由利がなぁ」 「何や自信が無いみたいやねん自信家の由利がやで?」 「好きな人がきっと自分には振り向かないって…」 梓「えっ?由利がそんな事言ったの?」 「珍しいなぁ~」 亮「由利がそんな事を言ったのか~」 薫「俺は由利はめちゃ魅力的な子やと思うけどなぁ」 亮「薫何か変な事でも言ったのか?」 薫「いや、ただきっとその人は振り向いてくれると言ったよ」 梓「…」 亮「そっかぁ、実はその由利が好きな人を知ってるんやけどな」 薫「誰?」 亮「それは言われへんな」 「でもそいつ俺は今まで会ったやつのなかで一番良いやつやけどな」 梓「あずもそれは思ってた。」 薫「あずも知ってるの?」 「やっぱりあいつか…」 梓「あずもその人の事はめちゃ好きやもん…親しみやすいし、由利が付き合わんならあずが絶対に付き合おうと思ってるもん…」 薫「そいつ羨ましいな由利からもあずからも慕われてるなんて…」 薫「まぁ~話出来て良かったわ」 「俺は明日、喫茶店の当番が朝からやから寝ることにするよ」 薫は部屋に戻り 1通の手紙を書いて それを職員に渡し眠りについた。
/359ページ

最初のコメントを投稿しよう!

535人が本棚に入れています
本棚に追加