14人が本棚に入れています
本棚に追加
俺が木陰で休んでいると
“貴方様の光様に対する愛情は歪んだ愛情。真の愛情とは違います。”
背後から聞いた事のある声が聞こえた。
電「誰だ!!」
勢い良く振り返るが、誰もいない。
電「…光に対する愛情は歪んだ愛情?」
訳が解らずその場で立ち尽くす電。
その後あの声が聞こえる事はなかった。
〔数日後―…〕
「あの…電君。私、貴方の事が…好きなんです。だから…付き合ってくれませんか?」
突然の告白。
驚いた事にその告白をしてきた子はいつも俺の後ろでコソコソしていた子だった。
毎日物陰に隠れ、何かを伺っていたが…言うタイミングを測っていたのか。
俺はこの子を見る度、気になっていた。黒く長い髪…とても印象深く心に残った。
そして俺は思わずOKしていた。
最初のコメントを投稿しよう!