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港の湾岸沿い、片側一車線を飛ばして行く。
風が強く髪が乱れる
。
少し先をトラックがゆっくりと走っていた。
「クソっ!邪魔なんだよぅ!
ぬいちまえ!」
ふと見ると反対車線からもトラックが来ていた。
青年はエディ・コクランのサムシング・エルスを歌いながらトラックをすり抜けて行く、
ダンプが牛の悲鳴のようなクラクションをならした。
青年はお構いなしに突っ込んだ。
トラックが通過すると後からくる風が半端ない!
あと20cmせまかったらサンドイッチになってただろうと思うとまた青年は歌いだした。
暫くするとうねうねしたカーブが続く道になる。
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