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…階段を上がり甲板に出ると、空はオレンジ色になっていた。
遠くの工場の何本もの煙突から煙が出ていた。
潮風がさっきと比べると少し寒々してる。
夕焼けを眺めボーっとつったてるとサイレンが鳴った。
仕事終了の合図だ、青年は船を降り、桟橋を駆け、事務所の前に走り寄った。
暫くして、所属してた班の番号が呼ばれると、数人で中に入って行った。
「ゴードン・パーキンス!!前へ」
青年は、前へでた。
「お疲れさん、今日の分だよ」
嬉しかった。辛い仕事でも金をもらった瞬間はたまらない。
最高だ生きてるって素晴らしい金って素晴らしいと思える瞬間だ。
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