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青年は、倉庫街から路地にはいると、止めてあるバイクに跨った。
空冷2サイクル単気筒250cc1940年代の代物だ。
シングルシートの裏に隠したキーを取り出し、キックで始動した。
一発でかかるなんて調子が良い。
青年はシフトレバーをローに入れると、クラッチを丁寧に繋いだ。
やかましい音と共にマフラーから火が吹いた。
ウィンカーなど無論ついてない。
青年はそのままスピードを上げ限界の50マイルキープで走っていった。
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