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「あれは、確かに貸すと行ったけど私はあげたつもりだったのよ？」
その言葉を聞き目を開きその後俯きちらりと見える耳は赤くて
「俺……恥ずかしい」
葵は首を傾げうーんと唸り、その後自分の首にかかっていたクロスと砂時計のネックレスを外し
「じゃあせっかく持ってきたんだから受け取るわ。その代わりにこれをあげるわ」
飛鳥の首にネックレスをつけ飛鳥は葵の方を見て
「これくれるの？」
首を傾げる飛鳥に対し葵はふわりと笑い
「私が居なくなったときのかわりにしなさい」
その言葉に飛鳥は泣きそうになり自分の涙を見られないように葵に抱きついた
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