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甘い香りに誘われて
眠る君の所へやってきた
ヴァンパイアな僕は
まるで
蜜を吸いに飛んできた
蝶々のようです。
うっすら桃色な
君の可愛い頬に触れ
さらさら漆黒な
君の綺麗な髪に触れ
もう我慢できないから…
「なあ…
その深紅な君の蜜を
吸わせてくれないか?」
眠り姫な君の横顔
まるで桃色な薔薇のようです。
可憐で魅惑的な
薔薇の眠り姫…
白い首筋にそっと接吻
嗚呼
甘いアマイ
深紅な君の蜜…
嗚呼…
チクリと刺激を
感じたのち
いつの間にやら
ヴァンパイアな僕は
砂に化わり果てて…
そこには
イバラに包まれた
眠り姫がヒトリ。
頬笑んで…
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