穹の頂点に君臨する者

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「迦蓙観(かざみ)様」 「何だ?」 何とも偉そうに椅子に座っているドレッド頭のこの男こそ「穹」の第一人者であり、「神視(かみ)」と呼ばれている者。 「何だ、じゃありません。ちゃんと仕事をしてください」 「まあ…いいじゃないか。お前がやってくれるだろう?」 「っ!!いつも私がやると思わないで下さい!!今日はちゃんと「下界(した)」視て下さいね!!」 そう云(い)うとその男は何処かへ往(い)ってしまった。 そして、この男は神視の補佐役。鵺倶(やく)。この邑(くに)の神守(かもり)。神視に次ぐ者。神視と神守。この二神がこの邑、「穹」を管理し、護(まもる)、この世界を司る者達―  
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