神の子

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テレビの中では専門家を呼び、中身についての憶測をあれやこれやと語っていた。 何度も石棺が映し出されるが、その度に体の中を何か冷たいものが走る。 なんなの? あんな石棺なんて知らないはず… なのに… 触れたことがあるようにさえはっきりとわかる。 じっとテレビに映る石棺を見ながら考える。 やはり目を離せなくなる。 ―――バカねぇ… 突然、女の声がした。
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