神の子

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慌ただしく研究が再開される。 さっそく古代文字解読を得意とする者にも研究に参加してもらい石棺全体に彫り込まれた文字を解読する作業を始める。 「X線調査の詳しい結果がでました!」 慌ただしく扉をあける音と共に研究員が慌てて入ってくる。 「どうだった?」 「中にはやはり500年以上前の遺体…が入ってると思われます。それもほとんど損傷は見られない完璧な形です。それが5つ!!」 男の話を聞きその場が一気に沸き立つ。 「素晴らしいわ!一体どんな人が中で眠っているのかしらね」 柊研究員は一番大きな石棺をトントンと指でつつきながらうっとりと語りかける。 「もうすぐだよ。だから頑張りましょう」 柊博士の行動にみんなが笑いながら声をかける。
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