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中には皆の想像していた中身とは全く異なる物が眠っていた。
骨やミイラ等とは程遠い、500年経っているとは思えないほど綺麗な形の人間が。
男とも女とも見まがうほど美しいその人間は、今にも動き出しそうな妖しい雰囲気を纏っていた。
神の子と呼ぶに相応しいと誰もが思うであろう神々しさだった。
「教授…こんなことって…?」
視線は石棺の中で眠る人間に向けながら興奮と恐怖を隠しきれない様子だ。
「こんな…腐敗も損傷もないなんて…考えられないことだ!!」
教授と呼ばれた男は焦りを覚えながら石棺へ近づく。
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