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よくよく考えればわかる事だった。
こいつらは500年前に封じられ眠っていたのだ…
じゃあ…自分が話したことがあるのは?
自分が見た記憶は??
頭の中に一つの答えが浮かび上がるが、そんなこと信じられるはずはなかった…
―――まだ目覚めぬか…
冷たい瞳に狂気がうつる
―――思い出させてやろう…
カインの手が杏奈の目を覆う。
「いやっ…!!!」
逃げようとするがその手から逃れることはできなかった。
冷たい手が触れた場所から闇が広がり、全身から力が抜けていった……
杏奈ははそのまま意識を手放した。
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