悪夢

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「ううん。ちょっと見たことあるなぁって思ったんだけど…気のせいかな」 杏奈は早口に答える。 「あら、そんな訳ないわよ。世界初の発見なのよー?あの辺りから今まで遺跡なんか見つかってないんだから」 ばかねぇといいながら杏奈の肩を思い切り叩く。 「…っつ!…あは…そうだよねぇ」 乾いた笑いを漏らしながら叩かれた肩を撫でる。 『でも…何故だろう絶対に見たことがある…』 そんな気がして目が離せなかった。
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