カイの奇怪な一日

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 大図書館は、北の棟、通称『夢幻の間』にある。  夢幻の間のほとんどを占める大図書館は、むしろそれ以外がほとんどない。  地下は無限に続くのではないかというほど続き、地上は3階まである。  もっとも、未熟なものが入れないように地下2階まで吹き抜けて入るが、地下3階以下は図書委員または学園長の許可がないと入れない。  カイは図書委員に許可を申請すると、10秒ほどでOKの返答を貰った。  行ってくる 「いいな~、地下。何があるんだ?」  知りたきゃ、自分で確かめな(笑) 「けち」  ……お前は… 「早く行けよ」  言われなくても。お前もとっとと探せ!
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