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投げられたボールは、相手の息の根を止めるかの様に鋭く当たり、残りはガオルに執着する奴のみになった。
「…お前だけだぜ?」
「はっ、何とでも言いな」
マリスが、持っていたボールを投げたが、しっかりとボールを受け止めた。
「甘いな」
残りのもう一人の味方が拾ったボールを投げ付けるが、相手はボールを持つ手をそのまま突き出し、ボールを跳ね返した。
ボールの勢いは落ちず、味方の顎に当たり、そして味方は倒れる。
「一対二…ハンデにしちゃ少ねーな」
「お前ッ…」
「落ち着け」
怒るガオルを制するマリス。
「相手はこの辺のジェイルボール最強プレイヤーの男だ」
「?!」
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