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「この辺での最強…?」
ボールを拾いながら、ガオルは言葉を返す。
「ああ、奴は一対十でも逆転したと噂される程だ。油断は禁物だ」
無論それは誇張された噂かもしれないが、それでも奴が強い事には変わりなかった。
「…そうだ、」
奴は言う。
「取り敢えず、新入り、お前の名前聞いとこうか」
「…そういう時は自分から名乗るのが礼儀じゃないのか?」
「まぁそう言うなよ」
奴は笑いながら返す。
「…ガオル。ガオル=ルシフェルだ。お前は?」
「ガオルって言うのか。俺はエキドナ=ウィンダム、」
いつの間にか、エキドナと名乗る青年は、ボールを投げる姿勢に入って居た。
「じゃあ~なぁ!又会えるか分からねぇがなぁ!」
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