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内心、授業が遅れるとか幼なじみ達の事が心配だなどと考えたが、仕方がない。
暁哉「そうだ!僕は何時間くらい眠ってたんですか?」
カーテンが閉まってるせいで外は見えないが体が妙にすっきりしているからなかなか長く眠っていたんだろう。
遠野「6時間程…かな?ちなみにもう消灯時間だよ」
どおりでずいぶん周りが静かだと思ったわけだ。
廊下からは巡回であろう看護婦さんがペタペタと歩く音が響いていた。
僕の納得したような表情を見て安心したのか、遠野先生は立ち上がりにこやかな笑みを僕に向けた。
遠野「検査は明日からだから今日はもう休みなさい」
そう言うと遠野先生は病室のドアへと向かい、ふと思い出したようにこちらに向き直った。
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