第四章【ライフルと絵筆】

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そんな事もあったなぁ、と考えていたら自然と顔が緩んでしまった。 ハッと思い出したように手に持っていた封筒を開けて、ベッドに倒れ込んだ。 封筒の中にまた白い封筒が入っていた。 そこには、千尋へ、と書いてあった。 「手紙なんて初めてもらうなぁ」 と、呟いてから手紙を取り出して読み始めた。 「…………」 チヒロの寂しさや辛さを少しだけ癒してくれた短い内容の手紙だった。 読み終わってすぐに返事を書き始めた。 .
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