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モーツァルトの声が聞こえた気がした
それは私を赦す声だった
こんな私を赦してくれるのか？
『もちろんだ。我が友よ。もう、苦しむ事はない』
私は……やっとこの長い苦しみから解放される……
ありがとう…
『こっちの方こそ、礼を言う…』
涙が溢れて止まらなかった
モーツァルトに赦された嬉しさか、ただ単に安心したからかは自分でもわからなかった
ただ、涙がこみ上げる
そして涙が零れ落ちる
静かに頬をつたう
私は
暖かい涙に今生きている実感を得たのだった
友よ永久に共に…
ー終わりー
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