No4.蘇る記憶

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「ねぇ、今日はいつもより遠くへ行こうよ!」 この一言で、普段より遠くの森へいく事になった。 …場所は村からかなり離れた所にある森の中。 そこを草木をわけて進んで行くキールとスフィア 目指すはこの森の奥にあるという巨大な木。そこでてっぺんからの景色を見ようというのだ。 「ふぅ、ちょっと疲れたな…一休みしよう?」 しばらく進んで行った所でキールはへなへなと座り込んだ。 「いいよ!」 スフィアもつかれていたのかすかさずキールの隣で仰向けになった。 「…キール、おっきな樹はまだ?」 「もうちょっと先に行った所だって前に聞いたけど…」 キールが立ち上がって少し前に出た。 その時 ガァァアアッツ!!!! 獣の吼える声と共にキールが吹き飛んだ! 「キールッ!!?」 スフィアが起き上がってキールに駆け寄ると…そこに見えたのは…
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