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風は穏やかで、小鳥のさえずる声と草が擦れる音が聞こえ、空は快晴だ。
そんな心地の良い丘に、小さな影が二つ
…キールとスフィアだ。
二人は色々と他愛のない話をしていた。
「どうだ!ここが僕のお気に入りの場所さ!」
「凄い!風が気持ち良い~♪」
キールは自慢げにふふんと胸を反らせて言い、スフィアは気持ち良さげに耳をパタパタさせている。
(あ~ぁ…こういうのって久々だなぁ~!)
久々に自分のお気に入りの場所で友人と遊ぶ事になり、自然と笑みが溢れた
「ねぇキール!あの鳥はなんていう名前?」
「ん~?あれはね…」
―――…
あれから散々色々な遊びをして、とても楽しく毎日を暮らした。
釣りをしたり、虫採りをしたり、森を冒険してみたり。
時々毒蛇に追いかけられるというハプニングもありながら、二人は笑いながら過ごして行った…
そんなある日、いつもより遠くへ遊びにいく事になった。
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