No3.独りじゃない生活

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風は穏やかで、小鳥のさえずる声と草が擦れる音が聞こえ、空は快晴だ。 そんな心地の良い丘に、小さな影が二つ …キールとスフィアだ。 二人は色々と他愛のない話をしていた。 「どうだ!ここが僕のお気に入りの場所さ!」 「凄い!風が気持ち良い~♪」 キールは自慢げにふふんと胸を反らせて言い、スフィアは気持ち良さげに耳をパタパタさせている。 (あ~ぁ…こういうのって久々だなぁ~!) 久々に自分のお気に入りの場所で友人と遊ぶ事になり、自然と笑みが溢れた 「ねぇキール!あの鳥はなんていう名前?」 「ん~?あれはね…」 ―――… あれから散々色々な遊びをして、とても楽しく毎日を暮らした。 釣りをしたり、虫採りをしたり、森を冒険してみたり。 時々毒蛇に追いかけられるというハプニングもありながら、二人は笑いながら過ごして行った… そんなある日、いつもより遠くへ遊びにいく事になった。
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