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ガシャーン!!
始まったかな??
俺らはいつものバトルが始まったかと思い、
何げに音のした方に目を向けた。
そこには…
頭から血を流してうずくまってるナオがいた。
俺「ナオ!なした!?イケるか??ジン!走れ!!今のガキ捕まえて来てくれ!!!!」
自分が中坊って事なんて、
すっかり頭に無い。
ナオ「大丈夫。全然イケる。格好悪いとこ見せちゃったなぁ~…。」
ナオは割られた頭を押さえながら苦笑いを浮かべた。
俺「相手は??」
ナオ「たぶん、北の奴。前に俺がシメた奴のツレ。しっかし、暗い奴だなぁ~。不意打ち一発入れて逃げやがった…。」
俺「学校わかってんなら、行こうか??北ならダチいるし…。」
俺とジンは堺中、
ナオは堺西中、
そして、同じ地区にはお決まりの北中、南中、東中、中央中があった。
ジン「わりぃ!光の速さで逃げられた…。」
息を切らして、ぜいぜいいいながらジンが戻ってきた。
俺「光の早さって…。何ベクトルよ?!」
ジン「単車乗ってやがってよぉ~。」
俺「俺のギャグはシカトか??」
ジン「結果報告が先だべ!」
俺「…そのとおりです……。」
ジン「わかりゃいいんだけどよ!」
…ほんと、こいつだけわ……。
ナオ「漫才中わりぃけど、今日は帰るわ。明日連絡入れっから、北のダチに渡り付けといてくれっか?」
俺「わかった。喧嘩しないで、真っすぐ帰れよ。」
ジン「車に気を付けてね~!」
ナオ「プッ!俺はお子様か?!じゃ、明日な!」
ナオは頭を押さえながら帰って行った。
俺「じゃ、俺らも行きますか?」
ジン「セブン?ローソン??」
…やっちゃっていいですか?!
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