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「亮ちゃんは絶対誤解してるでしょ⁉」
「なにがやねん…」
あまりにも至近距離過ぎて言葉が詰まる
「オレが好きな人って誰だと思う⁉」
(なんなんやいきなり…)
「そんなんぴぃやろ…わかっとるわ…」
言いながら顔を背ける。
(口に出したくもないのに…)
小川に掴まれた腕が痛い…
「亮ちゃん…」
(あかん 泣きそう)
「もうええやろ❗お前の気持ちはわかっとるし、俺には関係あれへんから」
掴まれた腕を振りほどいて玄関へと向かう
(ほんまあほや…こんなんめちゃ好きや言うてるみたいやんか)
一生誰にも言うつもりもなかった想い…もう想うことさえ許されなくなってしまった
「亮ちゃん❗待って❗」
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