第二章

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(こ…殺される…?) あり得ない妄想にビビる優 ?『……………康雄(ヤスオ)…』 男は目の前で呟いた 優『あっあぁ…康雄くん?ハハハ!どうも!やっぱり大きいね!』 康雄の顔は遥か上にあり優は一生懸命ジャンプして届こうとしている 康雄『……………転校生…着て早々だがオレには構うな…』 優『……………え?』 笑っていた優の顔が急にこわばる 康雄『………………』 そのまま康雄は荷物をとり教室を出ていった (なになになに…) 優は構うななんて初めて言われ見事にショックを受けている 香織『優~?なにやってんの歓迎会行くよ!!』 香織が扉越しに呼び掛ける 優『あっごめんね!』 いつの間にか歓迎会に行くことは決定事項らしいが今の優には気にすることができなかった 玄関 健治『おいおい!転校生!こんな待たせやがって!』 麗『私お腹ペコペコなんだからぁ~』 優『ゴメンね!』 健治『おっ!大ちゃんがワックに居るって!!そこに決定!!』 麗『いいよ~!私あそこのパフェちょ~食べたい!』 香織『ハイハイ!麗は甘いものばっかりなんだから!』 (ワック?パフェ?) 優は完全に会話についていけてない 健治『しゅっぱーつ!』 ちなみに優たちの蛍雪学園の坂を下る早さはそりゃ早かった ワック 麗『着いた!』 香織『なにたべようかなぁ…』 健治『大ちゃん居たよ!ワックに1人ってウケる!』 (ワクドナルド…ここは食事をするのか…) 四人はワックに入っていった 中には健治とすでにペチャクチャ喋っている男子がいる 健治『転校生!紹介するよ!今井大輔(イマイダイスケ)!!大ちゃんだ!』 優『よろしく!』 大輔『よっ!えらいべっぴんさんじゃん!ホームルームの時から輝いてたもんなぁ!』 健治と同じくらい圧倒的に喋る 香織『ハイハイうるさいよ!こいつらずっとこんな感じなの!女の子見付けては運命だぁーとか!女神よーとか!』
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