第三章

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優『早くないっすか!?』 あまりに合格が早かったので逆に焦ってしまう 桜井『私はねぇ、何十年も店長やってるからねぇ、だいたい顔みりゃわかるんだよ!』 たしかに桜井の顔はまさに何でもお見通しって顔 桜井『だから君を見てまさにビビって来たんだよ!紗季ちゃんと同じ!』 (紗季ってさっきの子と…………同じかぁ…) なぜか優は照れ臭くなった 優『じゃあ雇ってくれるんですか!ありがとうございます!』 桜井『早速今日から働くかい!』 (おいおい、そりゃあまりにも早すぎるって…) 桜井『紗季ちゃーん!紗季ちゃーん!』 (なに…あの子が手伝ってくれるのか…) 桜井『どうする?今日から…』 優『やりましょう!』 紗季『新人さん!制服似合ってるねぇ!ってか新人さんかっこよくない?!』 優『イヤイヤそんなことないですよ…』 デレデレになる優 紗季『まだ食料とかは難しいと思うからレジお願いね~!』 早速レジに立つ優 しかし客はドンドン紗季の方に行く (おい!おい!オレのレジデビュー!!) 優のイライラはたまる 紗季『なんで新人さんのとこにお客さん行かないの?』 優『わかりません…オレ怖いですか?』 少し涙目で尋ねる 紗季『全然!すごい優しそうだよ!ってか名前聞いてなかったね!私はね紗季って言います!よろしくね!』 優『紗季さんですね!よろしくお願いします!』 すでに知っていたが初めてらしい反応をする 優『オレはマサルって言います!』 紗季『優しいって書いてマサルじゃん!ぴったりだね!』 その笑顔に優はくらっときた (この人すげぇ…) 何故か尊敬までした 優『あの紗……』 ?『紗季ちゃーん!来たよー!』 (………っち…) 入り口に目を向けると何か中途半端にいかつい男 ?『今日も可愛いねぇ!このあと暇?』 紗季『……………』 ?『ちょっと無視かよ!つれないねぇ!ねぇ!』 男は紗季の腕をつかんだ 優『やめろよ』
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