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優『早くないっすか!?』
あまりに合格が早かったので逆に焦ってしまう
桜井『私はねぇ、何十年も店長やってるからねぇ、だいたい顔みりゃわかるんだよ!』
たしかに桜井の顔はまさに何でもお見通しって顔
桜井『だから君を見てまさにビビって来たんだよ!紗季ちゃんと同じ!』
(紗季ってさっきの子と…………同じかぁ…)
なぜか優は照れ臭くなった
優『じゃあ雇ってくれるんですか!ありがとうございます!』
桜井『早速今日から働くかい!』
(おいおい、そりゃあまりにも早すぎるって…)
桜井『紗季ちゃーん!紗季ちゃーん!』
(なに…あの子が手伝ってくれるのか…)
桜井『どうする?今日から…』
優『やりましょう!』
紗季『新人さん!制服似合ってるねぇ!ってか新人さんかっこよくない?!』
優『イヤイヤそんなことないですよ…』
デレデレになる優
紗季『まだ食料とかは難しいと思うからレジお願いね~!』
早速レジに立つ優
しかし客はドンドン紗季の方に行く
(おい!おい!オレのレジデビュー!!)
優のイライラはたまる
紗季『なんで新人さんのとこにお客さん行かないの?』
優『わかりません…オレ怖いですか?』
少し涙目で尋ねる
紗季『全然!すごい優しそうだよ!ってか名前聞いてなかったね!私はね紗季って言います!よろしくね!』
優『紗季さんですね!よろしくお願いします!』
すでに知っていたが初めてらしい反応をする
優『オレはマサルって言います!』
紗季『優しいって書いてマサルじゃん!ぴったりだね!』
その笑顔に優はくらっときた
(この人すげぇ…)
何故か尊敬までした
優『あの紗……』
?『紗季ちゃーん!来たよー!』
(………っち…)
入り口に目を向けると何か中途半端にいかつい男
?『今日も可愛いねぇ!このあと暇?』
紗季『……………』
?『ちょっと無視かよ!つれないねぇ!ねぇ!』
男は紗季の腕をつかんだ
優『やめろよ』
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