第二章

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朝 弁天『起きてください!学校に行きますよ!』 弁天が寝ている優の体を揺さぶる 優『はいはい…ふわー…眠いな…』 弁天『おはようございます!朝食あちらです!』 テーブルからはベーコンの良いニオイがする 優『ありがとう…ふわぁぁー…』 優は大きなアクビを何度もした 弁天『寝不足ですか?ダメですよう夜更かしは!』 優『あ…ぁ…すまん…』 優はなんとなく言えなかった 弁天の衝撃的な姿が夢にまで出てきて その都度起きしまうと… 弁天『ご飯食べたら制服着てくださいねぇ』 優『……はい』 制服を着ると、相変わらずそこには可愛い女の子がいた 優『できたよ~!弁天~?』 弁天『はいはいすみませんね!あら優さんやはり似合ってますよ!』 なんとなく優は照れた 優『それで学校って?』 弁天はすかさずパンフレットを渡した 優『蛍雪学園…?』 弁天『はい!蛍雪学園です!なかなか良いところですよ!』 確かにパンフレットを見た感じではかなり清楚な感じがする 弁天『ここで優さんには転校生として恋をしてもらうんです!』 優『恋ね…』 優は複雑な顔をする 弁天『まずは慣れることが先決ですからね!でわ!いってらっしゃい!』 そう言うと弁天は優を玄関まで連れていった 優『あぁ…なんか緊張してきたゃったよ…』 弁天『じゃあ頑張ってくださぁい!学校についたら職員室に行くんですよ!』 弁天は優の嘆きを全く聞いてはいなかった 優『…………おい…別に今日じゃなく……』 ガチャン!! ドアは思いっきり閉まった 優『……………あの野郎………』
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