第二章

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健治『いてぇ!そんな強くないだろぉ…ねぇ?』 健治は殴られた脇腹をさすり優の顔を見てくる 優『あ、ぁ!全然大丈夫だよ!』 香織『どうも!私は香織!ゴメンね…コイツあほだからさぁ!…隙みせればセクハラされるからね』 香織が耳打ちしてきた 健治『おい!聞こえてるぞ!!そんなことするわけないだろうが!!』 健治がむきになる 香織『どうだか!』 戦国『香織さん、健治さん、うるさい』 二人は途端に凍りついた 香織・健治『す…すみません…』 (戦国…こっこえー…) 優のなかでは神をも越える存在が現れた 戦国『でわホームルーム始めます、えぇ…』 ホームルーム終了 健治『朝からヒヤッとしたぜぇ…』 香織『あんた声でかいのよ!』 健治『お前が殴ってくるし!人のことセクハラ呼ばわりするし!あんだけやって黙ってられるか!』 香織『ほら見て優!コイツ単純ねぇ!』 香織が話題をいきなり振って来たので優は困惑した 優『純粋ってことだから良いと思うけど…』 健治『ほーらな!転校生はわかってる!』 健治はウンウンとうなずく 香織『誉めなくても良いんだよ何も出ないし!』 健治『うるせい!!』 また向き合う二人 (おーい…おーい…) ?『またケンカ?あんたら飽きないわねぇ…』 後方から声が聞こえた 振り返ると背がスラッと高く非常にスタイル、ルックス抜群の女子がいる 香織『聞いてよ麗!コイツがね…』 麗『はいはい…聞かなくてもだいたい分かる!優ちゃん!私は麗(レイ)!このクラスの学級委員長だよ!よろしくね!』 麗の笑った顔もまた可愛い 優『よろしく!学級委員長なんだ!』 麗『困ったことがあったら私に聞いてね!』 (もしマサルだったらこんな人に恋したいかもなぁ…) 1人妄想に浸る 麗『てかこの時期に転校ってなんで?』 優『え………?』 気になるのも無理はない しかし何の準備もしていない優にはキツい質問だ
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