オマエラガヤッタ

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やがて、全員起きた。 ただ、むつみと耀子はまだ休んでいる。 やはり皆昨日のことがショックで、心なしか顔がやつれて見える。 しばらくすると、また麻耶が泣き出した。 「ごめんなさい……ごめんなさい……私が…私が肝試ししようなんて皆を誘ったから…こんなことになって…ごめんなさい……」 鳴咽をあげて泣き続ける。 そんな彼女を、梨花は優しく抱き締める。そして、耳元で呟いた。 「麻耶は悪くないよ……自分を責めないで………とにかく今は、ここを出ることを考えよ?ねっ」 そう言うと麻耶は益々泣き、彼女の胸に顔を押し当てて泣き続けた。 「梨花あ~…ありがとう……いつもいつも馬鹿って言ってごめーん…大好きだよ…」 梨花はそんな彼女を、苦笑しながら見ていた。   いつも強気な彼女でも、こんなことがあるとこんなに弱くなってしまうのか…       
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