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｢それじゃ婆ちゃん、行ってくるね｣
春輝はリュックサックと日本刀を持って玄関に立った
｢なんだい、ジャージで行くのかい?｣
春輝の服装は普通のジャージというものだった
｢しょうがないだろ!さすがにあんなのじゃ外は歩けないよ｣
｢何を言うんじゃ、あれは近衛家に代々伝わる、伝統的な･･｣
｢知ってるよ、でも恥ずかしいだろ｣
うんざりしたように、春輝はトメの言葉を遮った
｢じゃあね｣
そう言うと、玄関のドアを開けて春輝は外に歩きだした
｢気を付けるんじゃぞ｣
トメは閉まったドアを見つめて心配そうに呟いた
『たった今情報が入りました!
東京の千代田区辺りに未確認生命体が出現したようです!
未確認生命体の数は少なくとも100はいるようです!
現場上空からリポートしてもらいましょう!････』
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