001 オジサン

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なにがなんだかわからず辺りを見渡していると、いきなり体が下に物凄い力でひっぱられて沈む。 「ひゃあッッ!!!???」 あまりのことに目をギュッと閉じると、痛いくらいに体を突抜ける風が感じられて、ものすごい速度で落ちてることがわかる。 (くそっ……) 目を開けようにも、あまりの風の強さに目を開けられない。 ‥……───────── 何分間そうしていただろう。 気がつけば風を感じなくなっていた。 それどころか、どっかベットで寝ているように感じる。 自分の上には、あたたかい布団らしきものの温かさを感じるのだ。 とりあえず、ゆっくり目を開く。 最初はぼんやりと、そして段々と視界が晴れていく。 (…………ん?) なんでだろ… 目の前には見知らぬ人の顔が1、2、3… .
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