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勘助は26歳のとき武者修行に出た。
京 四国 九州 山陰 山陽 などを巡り
行流の剣術に通じ
兵法を会得し陣取り 城取りを極めたといわれている。
行脚の後 天文5年(1536年)駿河国に戻り国主 今川義元に仕官を望み勘助の母方の叔父で今川家家老 庵原忠胤の元に居候をし重臣 比奈兵衛丞を通じて仕官を願った。
しかし小柄で容姿醜く 体には無数の傷があり 隻眼で足も不自由 兵法を極めたというのに兵を率いたこともない勘助を認めようとせず仕官は叶わなかった。
そのまま勘助は駿河に留まって日々を過ごした。
またこの頃 大林家と縁を切り姓を山本に戻している。
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