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目を覚ますと、そこは本の中の世界だった。
「……何で!?」
『時計兎は突っ込みを覚えた』
「いや、あんた何!?何処にいるの!?」
私はいきなり聞こえた声に問い掛ける。
「時計兎は天の声に突っ込みを使った。因みに、天の声なので天に居ます」
ワォ!
親切な声。
「って、ここ何処!?」
『…えー?お前管理者のくせに分かんねぇの?』
うゎ、いきなり偉そうになった。
『しょうがねぇな。無能な管理者様に俺様が直々に教えてやるよ』
「いや、いい。外出たら分かるし」
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