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肘置きに肘を突きだらしなく姿勢を崩し、ポツリと、しかし明瞭にそんなことを言うのだ。
もうなんというか何というかナンというかそんな感じだ、あ、ナン食べたい、いや何でもない。
「ロレンスもそう思わないか?」
「…いいえ、私は今のままでも十分豪華でよろしいかと」
「だからぁ、豪華なのに飽きたんだって。もうちょい質素な感じでもよくね?」
アンティーク物に変えようぜ
遠のく意識の向こう側で、王冠をかぶった悪魔はそう提案するのだった。
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