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落書きをされた日から私に声をかける人は居なくなった。
私が席を外す度に机の上にあったものが無くなったりノートが破られるようになっていった。
どうしてこんなことをするのだろう…理由がわからなくて私はどうすればいいのかわからないまま学校生活を過ごした。
苦痛な生活を過ごしながらも一学期が終わった。
明日からしばらく学校に行かなくていい。
そう思うととても気が楽だった。
部活はあったけれど部活で嫌がらせはされない。
先輩たちや他のクラスの子は私をいじめたりはしなかった。
ある日の部活帰り。
私はとなりのクラスの安芸くんに明日出かけないかと誘われた。
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