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麻莉は真剣に話を聞いてくれた。
「そっか…大変だったね」
「私…なんでこんなことに…」
私の眼からまた涙が流れた。
「癒亜さぁ安芸くんと仲いいよね」
「え?うん…何で知ってるの」
麻莉の言葉に驚きながら尋ねた。
「私さ安芸くん好きなんだよね。あんた邪魔だし」
………。
一瞬目の前が真っ暗になった。
麻莉の言葉を頭はすぐに受け入れなかった。
「麻莉…まさか…」
ようやく理解をした私は1つ疑問をもった。
そして震える声のままで麻莉に尋ねる。
「そうよ。自業自得じゃない。私の誘いを断って、しかも私の好きな人とるなんて。癒亜…許さないから」
麻莉はそういうと電話を切った…全ては麻莉の仕業だった…
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