荒れ果てる先に

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声をかけてきたのはパトロール中の警官だった。 私は死ぬこともできずに家に返されてしまった。 「すみませんでした…」 母親は丁寧に警官に謝って見送った。 「あんたなにやってんのよっ」 パシン 言葉と同時に母親は私を叩いた。 口の中から鉄の味が広がった。 そのあとも母親は怒り狂ったかのよりに私を殴り、蹴った。 父親の制止で母親の暴力は10分程度で終わった。 私の行動に話すら聞こうとせず殴った母親を睨みながら私は自室に戻った。 そして両親の行動に再び涙を流した。 悪いことはどんどん重なっていく物なのだろうか… なんでいきなりこうなるんだ… 神様を恨みたい気分になった。
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