時を止めた少女

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『!?』 『あはは驚いた?』 ビックリしたまま凍りついている私に笑いかけるのは金髪の綺麗な顔立ちをしたお姉さん。 『あれ…もしかして人違い…?』 反応できずに固まっている私をみて困った顔をして尋ねる。 『えっと…どなた…』 私の台詞に真っ青になってお姉さんは勢いよく頭を下げた。 『すみませんっ友達と間違ったみたいで…』 『…チャットの人?』 とりあえず確認したくてふと声が漏れる。 『あれ?やっぱ癒羅でいいんじゃん!』 お姉さんは頭を起こしがしっと私に抱きついてきた。 『えっ…なんで私がわかるの』 今日あうのは合わせて7人いる。 なんで私の名前が出てくるのだろう。 『癒羅以外の人にはあったことあるもんっ俺だよっ優っ』 彼女の言葉に私はつい顔がほころびた。
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