星に焦がれて

時を止めた少女

『優～癒羅ちゃん見つけれたんだねぇ』

のんびりとした話し方のお兄さんはそう優に話し掛けた

『うん♪可愛いでしょ？遊里にはあげないからね！』

私を抱き締めながらべぇとお兄さんに舌を出す優

…

あれ？

確か遊里は可愛らしい口調の女の子だったはず…

このお兄さんもゆうり…

『遊里が男だから癒羅が困ってるじゃん』

ニヤニヤと笑いながらゆうりさんに話しかけている優

二人はとても仲がいいみたい

『心は女の子だから大丈夫よぉっ』

うふふっと笑いながら私に視線をむけるゆうりさん

…遊里って男の人だったんだ…

正確には違うのかな…？

『おい。ばか優と遊里。おれらを忘れんなよ』

『私も癒羅ちゃんとお話したい…』

私たち…主に優と遊里のやりとりを見ていた他のメンバーが話しだした。

身長の低い男の子と女の子…そしてくすくすとほほ笑みながら見ているすらっとした感じの若い男の人。

みんなチャットでは知ってる人だけどまだ少し私は怖くて体が固いまま。