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高校に入ってしばらく私と由里、麻莉ちゃんの3人での高校生活を過ごした。
一緒にクラブをまわったりお昼ご飯を食べたりした。
由里は中学から続けてた吹奏楽部に私は水泳部に入った。
麻莉ちゃんは忙しいらしく帰宅部だった。
6月ごろになり私が放課後部室に向かおうと教室を出たとき麻莉ちゃんがいきなり声をかけてきた。
「ねぇ癒亜っ」
「なぁに麻莉ちゃん」
麻莉ちゃんに呼ばれて返事を返すと彼女はいつもの笑顔で私のそばへ来た。
「麻莉でいいってば。ねぇ。癒亜って由里とは長いの?」
「うん。中学1年からの親友なんだよね」
麻莉に尋ねられて私は即座にそう答えた。
由里のことで話があるのかなと少し気になった。
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