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「じゃあ今日はここまで~。次は128ページからやで。」
社会のセンコーのひょろった声で俺、大倉忠義は目が覚めた。
「ぬー!!!よー寝たわー!!」
俺が寝ぼけて意味不明な言葉を発したら、後ろの席の渋谷すばるがツッコミを入れてきた。
「ぬーてなんやねん。ぬーて。笑」
「いや、起きたから。」
「理由になってへんやん。」
そうすかさずバシッとツッコミをかましたのは雛ちゃんこと村上信五。
「まあええやん。お腹空いたー!!ヤス!!パン買うてくるから金貸して。あっ、牛乳も買う。」
「今日で二千円の借金になりま~す!!笑 てゆーかはよ返してや~。」
俺が申し訳ないと思いながらもいつもお金を借りてるのが安田章大。
ヤスはめっちゃ優しいから甘えてまうねん。
「あっ、俺も一緒に行くわ。焼きそばパン食べたい。」
そう言ってきたのは横山裕。いっつも誰かと付き合え付き合え言うて来るねん。まあそれは無視してるけど。
「じゃあ行こー。絶対返すから。まあ来年になるかもしれへんけど。じゃ、行ってきー」
全「「行ってらー。」」
マルと内はどうせ食堂におるやろな。
亮はナンパでもしとるやろ…笑
そんな勝手な想像をしながら俺は横山君と食堂に向かった。
ちなみにはすばる君、村上君、ヤス、横山君は俺と同じ1組でマルと内は隣の2組。亮は3組。
まあこの三人については後で。
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