将来を決めた涙。

全道予選駅伝大会！

2区のランナーゎ一つ年下の裕登(ゆうと)、彼もまたスピードがある凄いランナーだ。危なげない走りで次の走者に襷を渡した、まだ後ろとゎ30秒ほどの差があった。3区ゎ弦(げん)、弦ゎバスケ部で俺と同じく駅伝に借り出されていた、最初ゎあまりやる気がなかったが今でゎ凄く必死だ、弦ゎみんなの為に必死に頑張ってくれた。しかし、二つ順位を落としてしまった、全道大会に行ける順位ゎ3番まで、今ゎ3番、大丈夫だろうか?少し不安になった。4区のランナーゎ知也(ともや)俺と同じぐらい走れる野球部のランナーだ。知也ゎ弦の分まで必死に走ってくれた、そしてコーナーを曲がって選手達が見えてくる所にまず1番の選手が見えた、次の選手ゎ?……知也だ！みんな大声で知也を応援した。二つ下げた順位を知也がまた一つ上げたのだ！そして5区の選手に襷を渡した。5区ゎ陽平(ようへい)、陽平も知也と一緒で野球部から来た、大会前に怪我をしていたが無理をして走ってくれた。陽平が走り終わったら次ゎ俺だ、そう思うと少しずつ緊張してきた。選手が見えて来た、まず1番が来た、陽平ゎまだか?…来た！2番のまま陽平ゎ踏ん張ったいた、しかし後ろとの差ゎ約5秒、しかもその後ろの学校ゎ二つあって、両方の学校もアンカーゎ全道クラスの俺とゎ比べものにならないランナーだ。焦る気持ちだけが大きくなっていった。そして、陽平が俺に襷を渡した、今でも覚えている。「淳嗣頼む！」俺ゎ、「任せろ！」そぅ言って走り出した。とぅとぅ、全道に行けるかどうかこの区間で決まるのだ…