最高の

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スタート時間が迫る。 まずは女子からだった 一緒に頑張ってきた 女子は入賞まで後一歩の 9位で走り終えた。 男子のみんなもその 姿をみて気合いが入った。 そしていよいよ男子の スタート時間。 スタート地点に続々と 選手達が集まる、 俺はその中に健太朗の 姿を確認した緊張した 表情だったが健太朗なら やってくれる。 そう信じていたから 俺は声をかけなかった。 そしてスタートへの カウントダウン… 「スタート1分前です」 …「30秒前」 「15秒前…10、9、8… 」 見てるこっちの心臓が 張り裂けそうだった。 そして… 「3、2、1…パンッ!」 ピストル音とともに 花火があがる、 そして選手達が一斉に 走り出した! 「健太朗がんば!!」 俺は声をかけて自分の スタート地点に戻った。
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