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今目の前にいる祖父。
とても細い。いや、細いを通り越してガリガリ。
「おじいちゃん、こんなに細かった?」
まじまじと見ると、昔とは変わり果てた祖父が病院のベッドで寝ていた。
呼吸もうまくできず、息をするたびに、喉にタンがつまって苦しそう。
あんなに穏やかだった祖父の顔は痛みと苦しみで歪んでいた。
力がない腕。触っただけで折れそうな足。浮き出たあばら骨。
「おじいちゃん、こんなに白髪だらけだった?」
「おじいちゃん、こんな顔だった?」
なんでもっと早く気付いてあげれなかった?悔しい、悔しい、悔しい………
おじいちゃん……
まだ一緒にいたいよ!!!!!
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