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まぁしょうがない、本人が行きたくないんだから…と思って放っておいた家族もついに見かねて無理矢理病院に連れて行ったみたいだ。
即、入院。
診断結果は、癌。
もう末期の状態。つまり手の施しようがないと言うこと。病院にいった時にはすでに全身に転移していた。祖父の体は癌細胞だらけだったのだ。
しかし当時の私は癌に無知で、助からないとはうすうす感じつつも、どんかに苦しい病気かまったく分からなかった。
祖父が入院した病院は、たまたま私の高校の目の前にある市民病院。
私の日課が増えた。
おでんを食べること。
そして祖父のお見舞い。
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