テケロン小説

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「よっ…よ~しよし…た…高い高~~~い」 楽しげに会話をしている彼女達に近づく。 「こら!もっと、自然にやらんか!」 (そんな事、言われてもなぁ) 不気味でしょうがない。 「痛っ!ちょっ!止めろ!ウワッ!」 急に、この宇宙人は髪の毛や 顔を つねり始めた。 「キャッキャッ!」 くっ! コイツ! さっきの渋い声はどうした! オスカー から招待が来ても良い程の名演技ぶりだ。 「止めろ!!おい!や・め・ろって!!!」 つい、怒鳴ってしまった。 「うぇ……うっ…ピギャ~~~~~ヴぇ~~~~ヴぇ~~~!!!」 畜生 なんなんだ! 「泣くな泣くな、良い子だからね~~~」 もう、ヤケクソだ。 天才子役なんて真っ青な 演技をしてやらぁ!
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