62人が本棚に入れています
本棚に追加
/144ページ
「よっ…よ~しよし…た…高い高~~~い」
楽しげに会話をしている彼女達に近づく。
「こら!もっと、自然にやらんか!」
(そんな事、言われてもなぁ)
不気味でしょうがない。
「痛っ!ちょっ!止めろ!ウワッ!」
急に、この宇宙人は髪の毛や 顔を つねり始めた。
「キャッキャッ!」
くっ! コイツ! さっきの渋い声はどうした!
オスカー から招待が来ても良い程の名演技ぶりだ。
「止めろ!!おい!や・め・ろって!!!」
つい、怒鳴ってしまった。
「うぇ……うっ…ピギャ~~~~~ヴぇ~~~~ヴぇ~~~!!!」
畜生
なんなんだ!
「泣くな泣くな、良い子だからね~~~」
もう、ヤケクソだ。
天才子役なんて真っ青な 演技をしてやらぁ!
最初のコメントを投稿しよう!