心配

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僕は今、鈴鹿山女子高の2階の生物室の横にある茶道教室の前にいる。僕は本当に茶道部に入部したのだ。 ドアの前で入るか入らないか迷っていた時、茶道教室のドアが開いた。ドアを開けたのは茶道部の部長で同じクラスの北山ロミさんだった。 僕「実は私、茶道部に入る事になったの。よろしくね」 僕の心の声「女子の言葉で喋るのヤッパリきついなぁ」 ロ「あっそ!じゃあ、帰って。あんたに教える事なんてないから」 僕「えっ」 そう言うとロミさんは茶道教室のドアを閉めて、カギも閉めた。 僕は何がなんだか分からなくなった。でも、もう茶道部に行かなくていいかもしれないから、内心は少し嬉しかった。そして、僕は家に帰った。 しかし、何故か今日も僕は茶道教室のドアの前に立っていた。やはり昨日のロミさんは少しおかしかった。僕はロミさんの事が心配になって今日も茶道教室に来てしまっていたのだ・・・
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