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『おはよー!!
いつものバス停で待ってるね!』
私はそのメールに『了解』とだけ返し、いつもの道程をいつもと同じ足取りで進んだ。
こんなに綺麗な天気は気持ちがワルイ。
自分の心が醜くく汚れきっているという事を確認させられているみたいでイライラする。
まあ、もうイマサラだけどね。
軽く自称気味に顔が歪んだ――
5分ぐらい歩くとバス停が見えてくる。
そこにブロンド髪を腰の長さまで靡かせた女が携帯をぽちぽちと弄くる姿があった。
――洋子だ。
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