Prologue

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その状況を見て青年は動き出そうとすると持っていた銃が弾かれた。 「これで終わりだ」 SAを壊された男は青年に銃を突きつけながら笑う。 さっき後ろを蜂の巣にした男も近づいてきた。 (このままじゃ…) 青年は自分の服の袖の部分を掴む。 (あいつを見つけるまでメアリーの所に行く訳にわいかねんだよ!!) すると袖から新たな銃が出てきた。 だがその銃も近づいてきた男によって弾かれた。 それを見てさらに男は笑い出す。 「もう万策つきたんだろ。諦めな」 そう言って銃の引き金を引こうとする。 流石に青年も目を瞑ろうとしたとき何かが落下している音が聞こえてくる。 三人が上を見上げると男達の上に何かが落ちてきて軽くノックアウトした。 青年はそこを覗くと気絶している男達の上で眠るように倒れている少女。 それを見た青年はただ呆然としていた。
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